小学生の不登校 〜共働きから専業主婦へ〜

学校、勉強嫌いな娘と世間からズレつつも調和を試みる母の記録。

不登校日記④ 小2、3学期、スクールカウンセラーとの面談

本当はもっと早く相談したかった。

担任や保健室の先生もやり方には疑問を持ったけど、しっかりと向き合ってくれていた。

もう子育ても終えたベテラン先生たち、私の不確かな意見を言うことができなかった。

本当にこれでいいのか自問し続け、やっと外部カウンセラーから違う意見が聞けた。やっと辞めれる。ほっとした。

担任への報告

 担任からも専門家への相談をすすめられた時だった。隣町のカウンセリングセンターで言われたこと、”少しお尻をたたいて、行けそうな日は登校。無理だったら休む。無理やりの登校は避ける”と担任へ報告するも、「それは、どうでしょうね」とあまり納得がいかない様子。そこでこちらから、スクールカウンセラーの面談をお願いした。

学校での相談 ~養護教諭~

 娘の通う小学校では約4回/月、スクールカウンセラーの訪問がある。予約は数ヶ月待ち。その前に学校側窓口の特別支援学級の養護教諭と面談した。

 発達検査の結果を持参し面談する。同じく無理やり登校させえるのは辞め、今彼女ができることを応援しそれを後退させないことを提案された。例えば、宿題を持って行くだけ。そして成功体験を積み重ね、少しずつその幅を広げていくという感じ。そんなひとりだけ特別扱い、いいんですか?と聞くと、今ばっかりは特別扱い、良しとしてもらいましょう。と力強く答えてくれた。とても話しやすい先生だった。児童数1000人以上のマンモス校。1年生から35人学級。大集団が苦手な彼女にとっては負担が大きいのかもと思い、田舎への引っ越しも検討していると言うと、とても共感してくれた。

 数ヶ月続けてきた強行作戦。途中、保健室のベテラン先生がかけてくれた言葉がある。「もちろん子どもの特性を知ることでうまく対応を変えられるお母さんもおられるけれど、今は色々と名前をつけるのが流行りだから、あまりそこにとらわれてしまうのもね...」共感する部分もある。だからといって一律無理やり突っ込んでしまえというのは、あまりにも大雑把だと思う。娘の学校では教育と養育。学校と福祉。なんだか対立する構図を見た気がした。

学校での相談 ~スクールカウンセラー~

 養護教諭との面談を経て、朝宿題だけ持っていく事を続けていた。ランドセル以外の鞄で行くことで、本人も安心し宿題だけは持っていくことができていた。

 スクールカウンセラーもその試みに賛成し、無理やりの登校は辞め、彼女がやりたい、チャレンジしてみたいと思えた事をクリアし積み重ねて行く事をおすすめすると言ってくれた。体育や音楽。行ってもいい。これならできるかも。と思える授業にフォーカスし登校を応援することになった。しかしもうすでに3月。次は来年度、また別のカウンセラーが来ると言われた。新規での相談が続いていた。正直またイチから話すのか、、、きっついなと思った。

 無理に登校させらる事が無くなって、娘の表情はみるみるうちに良くなっていった。

 夜のぼやきもゼロでは無かったが、随分とましになった。

 

 大きな問題 ~母の仕事、一人での留守番~

  小2の娘、昼をまたいで15時まで一人留守番させていいものか。

 トライしてみようと思える授業、ひとコマ、ひとコマ送迎するなんて想像すらつかなかった。

 フリースクール10-15時も検討した。祖父母にもお願いした。

 今から考えると、ここでもチャンスを見送ってしまっているんだな。しっかり対応できていなかった。仕事を辞める選択もできなかった。ここで辞めても後に一緒だったかも知れないし、早い対応に持ち直したかもしれない。それは誰にも分からないけど。

登校刺激 

 朝、宿題を持って行って帰る。約2週間が過ぎた。

 宿題だけ置いて帰るとき、「このままやったら、どうしようもない大人になってしまうな。」と娘がボソッとつぶやいた。自信を無くしてほしくなかった。でも開き直ってもほしくなかった。「それはどうかな~」とだけ返した。

 朝の会など一緒に廊下から眺めて帰る。ちょっとお尻をたたいてみる。一緒に1時間目だけ受ける。付き添える範囲で学校にいる時間を増やしていった。

 担任も以前より距離をとってくれた。帰るのもOK、来るのもOK。

 ただ、仕事があった。できれば学校へ行ってほしかった。付き合えるタイムリミットは9時半。勤務時間が近づくにつれ、ハッキリしてくれと気持ちが急いた。

 そしてその気持ちを私もうまくコントロールできておらず、正直今から振り返ると結局無理やり行かせていた気もする。

母の気持ち、悩み

夏休み明けから、ずっと頭を抱えてきた。娘の不登校と自分自身の仕事のこと、課題がごっちゃになっていた。私が仕事に行くために、娘は学校に行かなければ行けないのか。娘の取り組みとして学校へ行く機会を増やしたいのか。仕事をやめる決心がついたのは、この事に気づいたからか。いや気づいていたけど、すぐには諦められなかったのかもな。

という感じで小2は無理やりの登校は辞めるも、結局きちんと彼女のペースを読み取ることすらできなかった私。それでも放課後はクラスメイトと約束をしたり、幼馴染みとワイワイ帰宅する時もあり。うーん。結局その時期、その環境、それによりけり。登校刺激が一概に悪い訳ではないと思うから難しい。

 

結局、今どの程度がいい塩梅なのか。これが母の頭を悩ませる。

相談先で全ての情報を主観的にならず、漏らすことなく、伝えることなど母には不可能なのであります。

 

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

思い出しながら書いていますが、こんな気楽に向き合っていると思っている今でさえ、思い出すと涙がこみあげてきます。大丈夫。不登校は子どもを不幸にしたりはしない。

不登校の子を潰してしまうのは学校に行けないことでは無く、そのことで大騒ぎする周囲ではないのか。私はそう思っています。

若いときの苦労は買ってでもしろ。先人たちは言いました。

きっとこの経験が、彼女も私も強くしてくれる。先の見えぬこのトンネル、時に不安になるけれどしっかりと見守っていきたい。そう思う今日この頃です。f:id:momo765:20200404115119j:image