小学生の不登校 〜共働きから専業主婦へ〜

学校、勉強嫌いな娘と世間からズレつつも調和を試みる母の記録。

不登校日記③ 小2冬、発達検査

辛かった保健室登校を経て

 約3ヶ月、学校に行くことを嫌がる娘を無理やり登校させ続けた。

今から思うと、担任や保健室の先生からの提案は、恐らく枠組みの設定だったんだと思う。

それでも朝の登校しぶりに変化なく、彼女も私も疲弊した。

専門家へ相談に行くことにした。  

発達検査

 近医の紹介、臨床心理士の先生のところで発達検査とカウンセリングを受けた。

wisc-iv、S-M社会生活能力検査

 どの数値も平均域内。しかし平均域内においても理解面は比較的高め、処理速度や多重課題は低めだから、自分自身で出来ていないことに気づきやすく劣等感を抱きやすい。とのことだった。

「大丈夫。いつか笑い話になる日がくると思うよ。何か困ったら又、いつでもおいで」と言われ、ひとまず子育てについて、現状についてのアドバイスをいただいた。 

子育ての教え

講師としても大忙しのベテランおばあちゃま先生。話した内容を用紙に書きながら説明し持ち帰らせてくれた。

全ての学習は模倣(まね)から

幼いころ、小2、3年は朝の準備→ 80%親

最後にちょこっと自分でさせて、その気にさせるの。

自己肯定感の育み

【口唇欲求、接触欲求、依存欲求】

あった子、出した子は情緒が安定。大人はなるべく受け止める。

そして愛された実感となり、自己肯定感となる。

【イタズラ】

自立心、独立心、意欲の表れ。

子育ては2本柱

赤ちゃんの時「生命」守る → 母、祖母

2歳頃より「社会性」→ 父、祖父、おじ

 

母性で守り、父性で社会への興味を育む。

安心できる居場所と外の世界へのわくわく。どちらも不可欠。

 

中心になるのは母

ええかげん、ユーモラス

  子育ては1+1=2 では無くて

  ◎1+1=1.5  ◎1+1+1=1.9

  60%で十分よくできました。 70%で大変よくできました。

姉妹

上の子 : 下の子(6:4) 

大切なこと

現代は大人も、子供も身内以外の他人に上手に甘える、頼る。 

登校渋りへの対応

 行きたくないと言ったらね、ちょっと最初は冗談っぽくね、○○ちゃん、あら行きたくないの?お尻のネジ巻いてあげよ。ギッギッギッてやってね、ほら行っておいで。って言うのよ。それでもダメならね、おでこ触って、あら少し熱があるわ。今日はお休みにしとこか。って言うのよ。

でも、とにかく無理やり絶対にって行かせるのは良くないね。

行けないなら、行かなくていいもの?

子どもは子ども同士の関わりの中で学んでいくことが大切。 

迷走した初期対応

 ほっとした。

 やっと違う意見が聞けた。

 でも、その日の気分で行ったり、行かなかったり本当に大丈夫なのかなと、不安にも思った。もう十二分にコジレテイタ。ちょっとお尻のねじを巻き巻きでは動けなかった。どれくらいが適度なのか分からず、行っても行かなくても、これで良かったのかといつでも自問した。

今なら思う。もう無理って言ってんねんから休ませるしかないんやんか。

それでもあまり気負わせずに、サラッとその時が去るのを待つ。

行けなかった、ずる休みした。私はどうしようもない子ども。

そんな風に親の言葉が心を傷つけ、さらに次の登校を敬遠させることのないように。

子どもだからと、初期にさらっと流すことができたら何か違っていたかも知れない。

でも一般的には休み癖がつく、甘えてる。そんな風に考えるのが多数派では無いだろうか。実際に、担任も保健室の先生も続けていれば、慣れてくる派だった。

低学年で表れる登校渋り、慣れてくる派が多数なのかもしれない。

しかし、それを推し進めることで、残りの少数派に与える影響はどんなものなのか。果たして推し進め、その時は何とかなって、その歪みは他で表れてこないのか。

仮に10人中、8人がそうなら確かに第一選択肢と言えるだろう。しかし常に残りの2割である可能性も忘れてはいけないし、考えなくてはいけないと思う。

初期対応、大切なところ。正しい情報が必要な人に届くことを願ってやまない。

 

次回の不登校日記は、学校への報告、スクールカウンセラーとの面談について書こうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

 

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