小学生の不登校 〜共働きから専業主婦へ〜

学校、勉強嫌いな娘と世間からズレつつも調和を試みる母の記録。

多様性の時代、自分の個性をどう守るか

こないだ、こんな事を耳にしました。これからは、多様性が認められる時代。みんなやってるんだから、私もやらなきゃ、あなたもやらなきゃ。普通に考えたら、みんなでこうやるべきでしょ。は通用しなくなる。それぞれが自分の大切なものや考えを明確にし、それを相手に伝え、自分のスペースは自分で守らなくてはいけない時代だ、と。

不登校の子を持つ親としては、多様性が認められる時代へと変わってきている事を、今現在、実感し、それを喜ばしく、そして必要だと痛感している訳なんですが、これって無茶苦茶シビアな事なんじゃ無いのか。と今、思い始めているんです。
最初は、多様性が認められる。色々な物が受け入れられる。自由になる。っていうようなイメージだったんです。けど、これを家族の中で実践し始めた結果、忖度しがちな人、どつぼにはまる。という、恐ろしいほどに、母に優しくない家庭となっていったんです。
※あくまで、わが家の場合ですが、、、

ここまでは、できるけど、ここからはできない。これはokやけど、これはokじゃない。これをするなら、ここじゃない所で。もしくは、今じゃない時間に。

えーい!どうにか、うちのボロを出さずにと思うと、全然伝わっていない気がする!

具体的に言うと、休日の過ごし方ひとつでも、朝食はどうするのか、いつまで着替えずゴロゴロしてるのか、外出するのか、しないのか、誰が幼児の相手をするのか、皆の多様性、個々の主張を受け入れていくと、なんだこの好き勝手具合は、母の主張はどこいってーん!多様性全然、認められてなーいって話になっていったんです。

「多様性を認める、受け入れる」の勘違い
多様性を認めるというのは、それぞれの違いを、個性を、主張をOKって受け入れて、そのまま飲み込んでしまうんじゃなくて、それぞれの主張があるのは、当然。みんなの主張は何?私の主張はこんな感じ。さぁ、どうしていきましょうか。という話なんじゃないかって思ったんです。

って、これ!
うちの子、めっちゃ苦手なやつやーん!
私も、めっちゃ苦手なやつやーーん!

多様性が認められる時代、ワクワクするけど、恐るべし。なんか分からへんけど、グローバルって感じ。島国の日本は遅れているけど、色んな文化や言語が行き交う国では、こんな感覚がもうすでに日常なんかな。

そういえば今の学校教育に疑問を投げかけるような本には、こんな事がいっぱい書いてあったな。自分はどうしたいのか。自分はどうしていくのか。セルフマネジメントみたいな。自分の求めるものが明確であれば、主張ができる様になっていくでしょう。という話なのかな。それとも、それが初めの第一歩という事か。これは、道のりが長そうだ。

好きなことって何やろ〜。大切なものって、何やろ〜。譲りたくないものって、何やろ〜。

子どものうちから、自分の気持ちを確かめる習慣つけさせてあげたいな。

そして休息。1番大切なやつ。
健康なくして、叶う夢なし。
必要な時に、確実に主張していきたい。

専業主婦、不登校っ子の母。どちらも自由度高過ぎて、自分を見失いがちな私。
他者の個性を尊重するためにも、自分の守りたいもの、守らないときついもの、把握しておきたい。