小学生の不登校 〜共働きから専業主婦へ〜

学校、勉強嫌いな娘と世間からズレつつも調和を試みる母の記録。

登校しぶり、第一週目を終えて

学校再開。初日の朝の様子を書いてから、随分と空いてしまった。長期休校中、落ち着いて不登校と向き合う時間を持てたつもりだった。どーんと構えて対応するぞと意気込んだはずだった。この一週間、とても長かった。思うようにはいかないものだな。ひとまず一週間、お疲れさまでした。

初日は保健室登校から教室へ

帰ってくるなり、「疲れたーーー!」とソファになだれ込む娘。

朝の保健室を挟んだ後、クラスに合流することができたよう。

今日の頑張りを盛大に褒め、盛大に背中をさすり。今日はバタンキューかなと想像するも、幼なじみの家で宿題してきていい?と聞かれる。友だちと気兼ねなく過ごす時間、確かに子どもにとってはそれが癒やしなのかも知れない。

 

「緊張した?」と問うと、「カクカク、もうこんなんやったわ。」と言いながら肩をいからせロボットのように動いて見せる。案外冗談を言う余裕があることにホッとさせられる。

 

そして、朝抱いていた不安に対する感想は…

保健室はとても過ごしやすかった。

教室は思ったよりは大丈夫やった、でも緊張した。

やっぱり、「フリースクール行きたい」と。

 

おおおう。友だちと宿題すると波に乗っているように見えても、フリースクールか。

想定していたよりは、ちょっと早い段階できたフリースクール要望。

学校と家、しばらくは、のらりくらりいけば良いと思っていたけど、娘は友人への建前が気になるのか。伸び伸び過ごせる家以外の居場所、受容できる受容される環境を確認したいのか。フリースクールは確かに素晴らしい所だと思うけれど…

新学年、早々のフリースクールは?

担任は早々にフリースクールへ通い出す娘と、上手く関わることが出来るだろうか?

一旦、離れてしまったら、より学校への足が遠のかないか?

友だちと帰宅、宿題からの遊ぶ。このルーティンから離れても友だちと過ごす時間は保てるのか?

とりあえず、パパや先生にも聞いてみよう、フリースクールにも問い合わせておくと娘には伝えた。

 

まず誰から切り出すか。担任か、フリースクールの先生(カウンセラー)か、スクールカウンセラーか。

とりあえず、それを夫に聞いてみることにした。

 

第二日目(体・算・国・学活)

朝から、行きたくない病、全開の娘。

担任へ連絡し、今日の具体的な内容を教えてやってほしいと頼むと、昨年度の担任と連携を取ってくれて、スムーズに応対してくれる。まずは、何か頑張ろうと思える教科を1つ見つけて取り組んでいきましょうと目標共有も引き継いでけれている。感謝。

結局、行きたくないなとは言いつつも、1,2時限は教室で受けると。3,4時限は早退するか、保健室で過ごすか問うと皆と帰りたいから保健室で過ごすと。

 

揺らぐ揺らぐ、母の心

母どっしり構えるぞ。長い休みを経て、意気込みはたっぷりだったけれど、やっぱり揺れる揺れる、迷う迷う。

頑張らせ過ぎたらいけないんだよな、でも少しは背中を押してやらないとな。

コレはやり過ぎかな?息切れしちゃうかな?いや、でも押さねば動かないしな。ループ、ループ、無限ループ。

いかん、いかん。

ちょちょっとお尻を押して、ダメならケロッと引く。

皆と足並みを揃えなくていい。

彼女自身の成長を応援する。

そうだ、そうだ。

 

深刻にならず、さらっと流す。

1日くらい、安心して休ませる心。

 

第三日目(算・国・理・社)

ザ・学習デー。

昨年度もこんな日はテンでダメだった。

フリースクールに行きたいという娘。

今日はまだ手配が出来ていないからと伝え、学校は休み家で過ごすことにした。

担任へ休み連絡を入れるついでに、軽くフリースクールについての話を耳に入れておく。保健室や担任の先生にとても良くしてもらって本人もホッとしているけど、やっぱり学校が苦手なこと、フリースクールへも週に何度かのペースで行きたいと漏らしていて、どうしたものかと迷っている事を伝えた。

担任の先生、「そうですね。今は変則ですが、もう少ししたら時間割も一定してくると思うので曜日を決めたりして、フリースクールへ通うのもいいかも知れませんね」って。

ホッとした、その一言が欲しかった。

友人帰宅時、家をのぞいてくれる。放課後、いつもと違うリズムながらも自ら友人宅へ。

 

第四日目(理・体・算・国)

朝の電話相談の結果、1,2時限は教室。3,4時限は保健室で過ごす事となる。

嫌だと言いつつも、友だちと登校。

帰宅後は友人宅のルーティンを保っている。

 

第五日目(算・音・外国語・国)

お馴染みの嫌モード。電話しそびれていると、心配した担任の方から連絡をくれる。好きな音楽がリコーダーのテストらしく、ギプスで出来ないから嫌と言う。どこまでも許してくれる先生、娘も納得し、1,3時限のみ受けると登校。

 

ただのわがままと思ってしまう時もあるけど、彼女なりに、本当によく頑張った一週間だった。

でも最初だから、ぼちぼちいかなあかんねやろな。頑張らせ過ぎに注意と、振り返り思う。

金曜の帰宅後

友だちが来ると言いつつも本当は一人であつ森してたいんだけどな。なんて言っている。妹の水遊びに付き合い、服が濡れたから、そこにあったからとその後はまさかの家着(パジャマ)に着替え、一人ゲームしたり、本を読んだり、遊びに来た友だちと大盛り上がりでゲームしたり。気ままに過ごしてくれたのかな。

日中から家着の娘を見て、友だち来てるのに家着の娘を見て、なんでやねんと突っ込みつつも、少し安心してしまう母なのであります。

 

自分のペースを守りつつ、頑張るところ頑張る。

駆け足せずに進んでいけるよう、見守っていきたい。

 

休みつつも、お友達との関係が変わりなく続いてくれるといいな。

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初日登校、朝の様子。

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 昨年度末、ありがたかった先生の対応。引き継ぎも新年度の連携も頑張ってくれています。若いって素晴らしい。

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