小学生の不登校 〜共働きから専業主婦へ〜

学校、勉強嫌いな娘と世間からズレつつも調和を試みる母の記録。

フリースクール

小2の時から調べていたフリースクール、1度見学、相談に行き娘も興味を持っていた。(お気に入りの漫画を見つけて、その先が気になっていたのが理由かな) ただ、その時は小学生があまり来ていない事や学校にも行けば楽しそうにしている事から、あまり無理強いしないようにしながら登校を続けることにしていた。

 

しかし小3にあがり最初の1週間自力登校した後パタリと行かなくなってしまった。

 

担任の先生が熱心で、放課後登校に付き合ってくれた。顔を見せるだけに行ったつもりだったけど教室を開けて2人で1時間ほど話をしたりプリントをしたり。1学期の間、本当に根気強く付き合って下さった。おかげで体育やプールなど好みの授業がある日に少しだけ通える様になった。

 

ただ後ろめたさがあるのか、近所の同級生や幼なじみに会っても隠れるようになってしまった。外へ出ることにも少し消極的になっていた気がする。

 

家に1人留守番させる機会も増えてしまっていたので、フリースクールへの登校を始めた。

 

フリースクールへ通い始め、娘が少しずつ明るくなった。近所の友だちに会っても隠れなくなり、学校休んで何してるの?と聞かれるとフリースクールに通っている。と胸を張って言える様になっていた。

 

あとは登校を、バスに乗る所までは付き添い1人でフリースクールへ。帰りはフリースクールの先生にバスまで付き添ってもらい最寄り駅まで帰ってくるようになった。一緒にバスに乗る練習をしたり自分のICカードを手に入れたり、不安もあった様だったけど少し誇らしげな姿が見られるようになった。

 

フリースクールに通い始め学校への足は確実に遠のきがちになっていた。体育、音楽だけ等もう少し短い単位で送り迎えが出来たら、学校へ通える時間ももう少しもてるんだろうと思い、夏まで平行線であれば退職しようと決めた。

 

学校からはどちらかというと、アプローチが積極的になった。保健室の先生には保健室で過ごす子どもが今年に入って大幅に増えて、1日保健室で過ごしている子もいます。保健室もまた是非活用して下さいね。と声をかけてもらった。

継続して気にかけてくれている先生にありがたく思ったものの、どうして去年そうさせてくれなかったのかとも思い、そこを交渉できなかった自分にも残念な気持ちになった。

 

最終的に夏まで状況は横ばいで私は仕事を辞めた。

娘はフリースクールで最初は楽しそうに通っていたものの、段々と飽きてきた様で、行きたくないけど学校や1人で留守番するよりはマシという感じになっていた。

臨床心理士の先生からは、大人とのコミュニケーションはとても上手だけど、子ども同士の関わりは苦手ですね。と。学校にポツっと行っても、周囲と楽しく関われるのは小学生の今しかないいい所。退職されるなら少しでもいいから学校へ通える時間を探ってみては。と話をいただいた。

 

その他、学校との交渉はやはり親の仕事だと話をしていて思った。フリースクールの先生は学校へ行って一緒に話をしてもいいよ。と言って下さった。

 

学校との事、担任の先生も熱心に取り組んでくれていたので、まずは自分たちで始めてみようと思った。


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