小学生の不登校 〜共働きから専業主婦へ〜

学校、勉強嫌いな娘と世間からズレつつも調和を試みる母の記録。

毒親ってなんじゃ?

子どもが学校に行きたくないと言い出した時、私の子育ての何が間違っていたんだろう。と悩んだ。

私達の生活の何が、不調をよんでいるんだろう。と疑った。

 

娘は保育所に通ってるころ、6年間ひとりっ子だった。フルタイムで働く私、ブラック企業で働く夫。お互い、必死の生活だった。

 

しょっちゅう夫婦喧嘩もしていたし、休みの日テレビに子守りを任せ、眠って過ごしてしまう日もあった。

 

朝行き渋られたり、体調を崩されると困るので、過干渉だったかも知れない。子と全力で向き合えていない後ろめたさから、厳しくできない自分もいた。子ひとりだから、対応できる時には何でも彼女のペースに合わせられた。


過干渉、放任、甘やかし過ぎ、共依存、ヘリコプターペアレントetc...

育児関係の本や雑誌を読む度に、うちもこれか?と、どれにも思い当たる節を見つけてしまう。

 

結局どうすれば良いのか、本当に分からなくなってしまった。でも娘の様子は日を増すごとに頑なとなり、ただただ自分を責めていた。

 

両親(夫婦)で話し合わなければと思いながらも、最初は中々波長が合わなかった。

夫としても朝の様子を目の当たりにしていないし、相談機関で直接話も聞いていないから、いまいち全貌がつかめない。それに加えて余裕をすっかり無くした私は、深夜帰宅する夫に理屈を並べて、あなたもこの問題に関わる責任があると、そして誰も分からない答えを出すよう迫っていたんだろうな。 

最近ふと、何かの話から

やっぱり自分の関わりが悪くて、こうなってしまったんじゃないかと不安なんだな~。近くでずっと見てきたあなたはどう思う?と聞いてみた。

「いや、俺は普通やと思うよ」と。驚いた様子で答えた。

まるで無敵の戦士の弱みを見たかのように。

 

いやいや、嫁、そんなに強くないでしょー!!!

 

夫の答えは正解じゃないかも知れないけど、ひとりで背負い込んでいたものが、すーっと楽になった。

 

親子関係の見直しは、勿論大切な事だと思う。適切な助言は勿論取り入れていく必要があると思う。でも皆の助言が一致するわけじゃ無いんだな。それに白か黒かじゃなくて、あれもこれもどれ位が適度なのかが難しい。自分たちの家庭を客観的に捉えられていないと。ひとりで考えてるうちは客観的にみる努力はできるけど、それでも永遠に主観なわけで。

 

 

ただ、自分を責める気持ちが楽になった途端、正解にこだわり続けていた自分がいなくなった。

何事も良いあんばい。そんな時もあれば、こんな時もある。

今までのことは変えられない。これから彼女のために、私達に何ができるのか。

 

その塩梅(あんばい)多すぎず、少なすぎず。各家庭によって違うもの。あまりに逸脱しなけりゃOK牧場。

 

そう思う、心の余裕ができた途端。子どもとの接し方に少し変化を加えて、様子を見る事が楽しくなってきた。


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